INTERNSHIP

機械設計体験事例;片持ち梁の設計体験

弊社の機械設計分野の夏季インターンシップは、対面・オンラインと選択式です。

今回は対面式で静岡市内の高校生2名にご参加いただき、弊社の静岡設計センターにて3日間にわたる設計体験をしていただきました。

以下に、3日間で行われた片持ち梁(はり)の強度向上実験の様子を紹介します。

◆3DCADを活用した片持ち梁の形状づくり◆

まず、3DCAD(最新鋭機種!)を使用して、片持ち梁の形状を作成します。

今回の実験では、乾電池をオモリとして入れた箱を片持ち梁に吊り下げて強度を測る実験を行うため、強度が高そうな形状を考えながら設計を行っていきます。

◆3Dプリンターで出力◆

3DCAD上で形状の作成が完了したら、次は3Dプリンター(積層式)で作成した片持ち梁を出力していきます。

出力が完了したら、製品が折れないように3Dプリンターから取り出します。

学生さんたちも、自身で作成した製品を実際に手に取って触れる体験に感動されていました。

◆強度確認の実験◆

さっそく、出力した片持ち梁を使って強度確認の実験をします。

オモリを乗せても破壊せず、10秒間耐えることができれば成功です。

◆原因追究と対策実施◆

残念ながら、1回目の実験は失敗に終わりました。

実験で失敗した原因を自分なりに考察し、2回目以降の製品の設計で対策を盛り込みます。

どうすれば強度が高くなるか、いかに少ない材料で強度を上げられるか。

何度も実験を繰り返すことで、強度向上の知見を増やしていきます。

学生さんたちは講師からのアドバイスをも参考にして、より強度の高い片持ち梁ができあがるよう試行錯誤しながら作成に挑んでいました。

片持ち梁の強度向上実験の様子は、動画でもご紹介しています。詳しくはこちらから。